ダイエット日記 40代主婦 55キロから48キロへの挑戦!

ダイエット、自分磨き、仕事、主婦業etc…いろいろがんばるぞ!

『火花』

『火花』

又吉直樹

 

 才能に溢れる(?)、それでいてとても不器用な生き方しかできないお笑い芸人「神谷」とそれを慕う主人公の「徳永」。

「神谷」の奇行とも言える生き方、それでいてとても魅力的な生き方を、主人公「徳永」の生き方を通して描いている作品です。

 

 芸人さんの作品らしく、会話に多々「ネタ」が含まれていて、くすくすと笑いながら、飽きることなく読むことができます。

 ストーリー自体も、最初の二人の「出会い」から最後まで中だるみすることなく、面白く読むことができました。

 ものすごく感動した、共感した、というところは私にはなかったのですが、なんだろうなー。とにかく、インパクトのある内容で、大変記憶に残る作品になったと思います。

 だから、このセリフに共感した!感動した!というところは引用できません。

 最初から最後までを読むことで出来上がる作品ですね。

 

 名シーンというか、一番印象に残ったシーンはやはり最後です。

 最後は特に「神谷」の奇行(純粋さ?)が行き過ぎてしまい、これからの彼の人生を考えると心配ですが、彼ならば笑って生きていくのだろうと想像できました。

 読み終わった後、爽快な気分になりました。

 

 私はいつも自己啓発本とか、知識本を多く読むのですが、こうしたすばらしい文学作品は心を豊かにしてくれますね。

 人生とはどうあるべきか、考えさせられた作品でした。

 

 又吉さんの才能には本当に感動です!

 

(付記)

 この本は、古本屋さんで買いました。古本屋さんはよく利用します。

 古本は、意外に好きです。マーカーなんかでしるしが付けてあったりすると、前の人の思いが伝わったりして、ちょっとほっこりします。

 

 この本を古本屋さんで買って、さあ読むぞと表紙を開いたところ・・

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 こんなメッセージが入ってました(^^)

 

 思わぬ「出会い」があったことに、嬉しくなりました🎵